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2018/08/14 09:35

 

 

 

 ポップアーティストのアンディ・ウォ―ホルが描いた作品には多くの代表作が挙げられます。それは大衆的でごく日常に溶け込んだ身近な物が多いことでも有名で、大量消費されるコカ・コーラのボトルやドル紙幣、食器洗いスポンジのブリロ、そしてウォ―ホルの名を一躍有名にしたお馴染みのキャンベルスープ。原画作品は1962年、51cm x 41cmのキャンバスにシルクスクリーンで描かれ、当時キャンベルスープが発売していた32種類の味付け商品数に合わせて32枚のキャンバスから構成されています。原画はMOMA(ニューヨーク近代美術館)に所蔵されており、そのデザインはファッションやインテリアなど様々な形で起用され続けています。

 

 

 

 半ば機械的に制作するシルクスクリーンという印刷技法を用いたウォ―ホルの作品は、アートという絵画や美術は1点物を生み出す天才でなければ創造できないという当時の風潮に反発した格好で登場し、倫理観や美術的な価値においても既成概念を大きく覆していたことで論争を呼びました。キャンベルスープの缶を題材に選んだ理由は、マンハッタンに位置するLatow Art Galleryのオーナー、ミュリエル・ラトーの助言も手伝って「私(ウォ―ホル)自身が毎日食べ続けている物であり好きな物だから」という単純な理由と言われていますが、無機質に反復して同じようなデザインを並べた斬新な作風は徐々に人々の心を掴み、ウォ―ホルのアイコン的な役割を果たす作品へと変貌していきました。

 

 
 
 こちらは陶磁器を製造・販売するBLOCK CHINA社がアンディ・ウォ―ホル美術財団(AWF)とキャンベルスープ社(CSC)の公式ライセンスを受けて世界限定5,000作で製造されたコレクターズ・プレートです(エディションナンバーは一部モザイク加工を施しています)。サイズは直径27cmで、1962年の作品「Big Campbell's Soup Can 19 Cents」がプリントされ、「飾るプレート」としてインテリア性の高いユニークな作品です。もちろん作中のBeef Noodleの文字通り、普段使いの“ヌードルプレート”としてご使用頂く事も可能です。

 

 

 

 1点物の価値が高いとされるアートに対して、対極とも言える機械的に制作する大量生産型のポップアートを生み出したウォ―ホルですが、「アートの価値とは」という根本的な理念を大きく揺るがした点と同様に、多くのスキャンダルや暗殺事件に巻き込まれるなど話題に事欠かない人物でもあったようです。また、作品の裏側にある内面を隠すかのように、表面的で無機質な人間であることを意図的に演じていたように感じる部分もあり、華やかな有名人として生活を送った一方でどこか陰のあるアーティストとして現在でも当時の様子が語り継がれています。

 

商品ページ https://afterdark.base.shop/items/12792295

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