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2018/04/30 11:15

 1960年代後半から1970年代にかけて、既存の文化に対抗するヒッピーやウッドストックを指す文化として、カウンター・カルチャー(対抗文化)という言葉がよく使われました。その中でピーター・マックス氏は天文学のインスピレーションも取り入れつつ、サイケデリックなデザインで当時の広告業界に大きな影響を与えました。

 現在でも服飾ブランドを始め、KIEHLSなどのコスメブランドともコラボレーションしており日本でもその人気は衰えていません。今回は同氏のEnergy Series:Floatingという作品に出会い、当初は仕入れを迷う点が幾つかありました。その一つは作品全体に点染みがあることで、染み抜きを行えば取れる可能性もありますが、コストもかかり薬品による変色を招いてオリジナリティを損なうリスクも考えられます。

 その後数日検討した結果、直筆サインがあることと、個体数が少ないオフィシャルという観点からマイナス点を補う要素が十分備わっていると判断し、仕入れることに至りました。1982年の作品で、ピーター・マックス氏らしいサイケデリックなデザインと、宙を舞い躍動する女性が色鮮やかに描かれています。

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